ブラックジャックで使える3種類のストラテジーチャート

冒頭文

Blackjack(ブラックジャック)の「Basic Strategy(ベーシックストラテジー)」の使い方やストラテジーチャートの見方を覚えたところで、今度は少し難易度を上げて3種類のストラテジーチャートを使いこなせるようにしておきましょう。この記事では、ブラックジャックで使える3種類のストラテジーチャートをご紹介します。

ブラックジャックに使う3種類のベーシックストラテジーチャート※4~8デッキ専用

Blackjack(ブラックジャック)の「Basic Strategy(ベーシックストラテジー)」に使われる基本的なストラテジーチャートの種類は全3種類あります。主に、プレイヤー手札に「A」がある場合、プレイヤー手札に「A」がない場合、プレイヤー手札の2枚のカードが同数時だった場合の3パターンです。状況に応じてチャート(表)を使い分けることで高い効果を得ることができますので、3種類のストラテジーチャートを使いこなせるようにしておきましょう。

それでは早速、Blackjack(ブラックジャック)に使える3種類のベーシックストラテジーチャートをご紹介します。

※ ご紹介するストラテジーチャート(表)は、4デッキ~8デッキを使って行われるブラックジャック専用の表です。

1. ハードハンド:手札に「A」が無い場合のカードの組み合わせ

ハードハンドとは、最初にプレイヤーへ配られる2枚のカードに「A」が含まれていない状態のことを言い、Basic Strategy(ベーシックストラテジー)の中では最も基本的な戦略として使用されます。ハードハンドのストラテジーチャート(表)は以下の通りです。

ストラテジーチャートの使用例:ハードハンド編

まずは、プレイヤー側へ配られた2枚のカードの中に、「A」のカードが含まれているか、含まれていないかを確認します。

以下のゲームでは、プレイヤーに配られた2枚のカードは「J」と「K」の合計数『20』、ディーラーのアップカード(表向きのカード)は「10」となり、ハードハンド(「A」が含まれていないハンド)であることが確認できました。

続いて、ハードハンドのストラテジーチャートに当てはめて選択を行います。プレイヤーの合計数「20」を縦列でチェックし、ディーラーのアップカード「10」を横列でチェックし、2つが交わる個所を確認します。

ハードハンドのストラテジーチャートによって導き出された最善の選択は「S」つまりは「Stand(スタンド)」と言うことが分かりました。

2. ソフトハンド:手札に「A」がある場合のカードの組み合わせ

ソフトハンドとは、最初にプレイヤーへ配られる2枚のカードに「A」が含まれている状態のことを言い、Blackjack(ブラックジャック)において「A」のカードは『1』とも『11』ともカウントできる特殊なカードとなっているため、強気の選択を行うことができます。ソフトハンドのストラテジーチャート(表)は以下の通りです。

ストラテジーチャートの使用例:ソフトハンド編

最初に、プレイヤー側へ配られた2枚のカードの中に、「A」のカードが含まれているか、含まれていないかを確認します。

以下のゲームの場合、プレイヤーに配られた2枚のカードは「A」と「3」の合計数『4/14』、ディーラーのアップカード(表向きのカード)は「9」となり、ソフトハンド(「A」が含まれているハンド)であることが確認できました。

続けて、ソフトハンドのストラテジーチャート(表)に結果を当てはめていきます。プレイヤーの2枚のカード「A」と「3」を縦列でチェックし、ディーラーのアップカード「9」を横列でチェックします。

ソフトハンドのストラテジーチャートによって導き出された選択は「H」つまりは「Hit(ヒット)」と言うことが分かりました。

3. スプリット:配られた2枚のカードが同じ数字の組み合わせ

スプリットとは、最初にプレイヤーへ配られる2枚のカードが同数時だった場合に選択できるアクションのひとつを言います。スプリットのストラテジーチャート(表)は以下の通りです。

ストラテジーチャートの使用例:スプリット編

最初に、プレイヤー側に配られた2枚のカードが同数時であるか、異なる数字であるかを確認します。

以下のゲームの場合、プレイヤーに配られた2枚のカードは「J(10)」と「J(10)」の同数時であることが確認できました。

続いて、スプリットのストラテジーチャート(表)に結果を当てはめて見ていきます。プレイヤーの2枚のカード「J(10)」と「J(10)」を縦列でチェックし、ディーラーのアップカード「10」を横列でチェックします。

スプリットのストラテジーチャットによって導き出された答えは「S」つまりは「Stand(スタンド)」と言うことが分かりました。

【番外1】1デッキのブラックジャック専用のストラテジーチャート

シングルデッキ(1デッキ)のブラックジャックテーブルでBasic Strategy(ベーシックストラテジー)を扱う場合は、以下の1デッキ専用のストラテジーチャートを使いましょう。

【番外2】2デッキのブラックジャック専用のストラテジーチャート

ツーデッキ(2デッキ)のブラックジャックテーブルでBasic Strategy(ベーシックストラテジー)を扱う場合は、以下の2デッキ専用のストラテジーチャートを使いましょう。

【画像 18】Blackjack Basic Strategy 2Deck Hard Hand

【画像 19】Blackjack Basic Strategy 2Deck Soft Hand

【画像 20】Blackjack Basic Strategy 2Deck Split

【画像 21】Blackjack Basic Strategy 2Deck

最後に

この記事では、Blackjack(ブラックジャック)で使える3種類のベーシックストラテジーチャートをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

  • プレイヤー手札に「A」が含まれている場合
  • プレイヤー手札に「A」が含まれていない場合
  • プレイヤーの2枚のカードが同数時の場合

この3種類のストラテジーチャート(表)を使い分けてブラックジャックをプレイするだけで、勝率や利益を大幅に上げることができますので、ストラテジーチャートを上手く使い分けてブラックジャックをお楽しみください。